2022 RACE REPORT-レースレポート-

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.9 Pirelli Portuguese Round
World Supersport300 Round.8レースレポート

Result / Superpole “DNS”

2022.10.12

Race Report

FIMスーパーバイク300世界選手権、今季最終戦となるポルトガルラウンドが10月7日、ポルティマオ、アルガルベインターナショナルサーキットにて開幕。前戦では今季初優勝を果たし表彰台の一番高いところに登り詰めた岡谷。良い流れで更に勝利を掴むべく、秋晴れの空の下今大会を迎えた。

初日の金曜日、大会最初のセッションであるFP1が始まった。気温は23度、路面温度は27度と過ごしやすい陽気となっていた。セッション開始から1分、ライバル達の動きを見ながらコースインした岡谷。早々に一時5番手タイムを獲得し手応えを掴むと、その後はセッション終了までマシンの確認に専念した。

同日14時25分、FP2は気温27度・路面温度43度と少し暑く感じる中始まった。路面温度が高いため慎重にタイムを削っていく。計測3周を終え、更なるタイム更新を狙おうとした岡谷だったが4周目、4コーナーで激しくクラッシュ、立ち上がりはしたものの激しい痛みでコース脇から動くことが出来ず、セッションは一時赤旗中断されメディカルセンターへ。その後病院へと運ばれ、左鎖骨及び肩甲骨骨折と診断された。そのためSuperpole及びレースについては欠場、悔しい形で今季最後の戦いを終えることとなった。

 

Result / WorldSBK web site FP2

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.8 Catalunya Round
World Supersport300 Round.7レースレポート

Result / Superpole “3位” Best Time “1'56.528”
Race1 “WIN” Best time “1'55.978” / Race2 “13位” Best time “1’56.131”

2022.9.28

Race Report

9月23日~25日、スペイン、バルセロナカタルーニャサーキットにて、FIMスーパーバイク300世界選手権カタルーニャラウンドが行われた。2週間前に行われたフランス戦では予選序盤での転倒によりレースに出場することができなかった岡谷。その悔しさを胸に次こそ優勝を勝ち取るべくカタルーニャ戦に挑んだ。

木曜日に行われたメディカルチェックでは、レース参戦に問題なしと判断され、予定通り金曜日のFP1から走行を開始。秋晴れの空の下、順調に走行を重ねていく。FP2では予選に向け集団の中での走行シミュレーションを行い、マシンセッティングと自分自身のコンディションを整えていった。

迎えたSuperpoleは土曜日9:45から行われた。気温18度、路面温度20度、深夜の小雨の影響で少しウェットパッチが残る路面となっていた。開始から4分ほど経ってからコースインし、慎重に周回数を重ねていく。周回数を重ねる毎に少しずつタイムを更新し、終了10分前、ライバル達が次々とタイムを更新し始めると、その波に乗り更にタイムを更新していった。結果、計測最終ラップまでタイムを更新し続け、3番手でSuperpoleを終えた。

Race1は気温21度、路面温度26度と少し肌寒い曇り空の下、12:40から行われた。フロントロウからスタートし、1コーナーにトップで飛び込むと、トップグループ前方でレースをリードしていった。残り3周、トップグループの攻防は更に激しさを増す。そんな中一瞬の隙をつかれ集団に飲み込まれてしまった岡谷は11番手まで後退してしまう。しかしそこから粘り強い走りを見せ少しずつ順位を回復していき、最終ラップへ4番手で突入した。そこから3番手へ、2番手へと素晴らしいオーバーテイクを見せ、更に最終コーナーで1台をパス、そのままトップでフィニッシュラインを通過した。その結果Race1の激しい攻防を制し、今季初優勝を成し遂げた。

最終日15時過ぎ、Race2は気温23度、路面温度41度とレースウィーク一番の暖かい気候の中始まった。スタートを成功させトップグループに入ると3周目でトップに立つ。しかし大会最終日に向けマシンを仕上げてきたライバル達も負けておらず、4周目には9番手へ。その後トップを走る選手が集団を引き離し独走体制に入ると、2番手グループの中からトップを追う展開へ。激しいバトルが何度も展開される中、2番手から8番手までを行き来しながら冷静にレースを進めていった。しかし残り2周、コーナー毎に順位が変動する激しい攻防の最中、6コーナーに飛び込んだ岡谷のマシンと前のマシンが接触してしまう。あわや転倒かと思われたものの、素晴らしいリカバリーを見せ転倒は免れた岡谷。21番手まで順位を落としてしまったものの、その後諦めず前の車両をどんどんとパスしていった。結果13位でチェッカーを受け、ポイント圏内でレースを終えることが出来た。

・岡谷雄太コメント

やっと今季初優勝を飾ることが出来ました。とても嬉しいです。このレースウィークは、ウィーク通してほぼ自分の作戦通りにレースを進めることが出来、またマシンの調子もとても良かったので、楽しくレースをすることが出来ました。Race2は表彰台に上がることは出来ませんでしたが、マシン接触時に転倒せず立て直すことが出来たので、自分の走りに更に自信を持てたように思います。また今週末は日本で行われたMotoGPでも日本人選手が活躍していました。それもとても嬉しい出来事です。本当にいい週末になりました。

この良い流れで今季最後のラウンドとなるポルトガル戦での2レースでも、優勝を勝ち取りたいと思います。

引き続き応援をよろしくお願い致します。

 

Result / WorldSBK web site SUPERPOLE RACE1 RACE2

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.7 Pirelli French Round
World Supersport300 Round.6レースレポート

Result / Superpole “Not Qualified”

2022.9.13

Race Report

FIMスーパーバイク300世界選手権、ピレリ フランスラウンドが9月9日に開幕した。8月に日本で行われた鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場していた岡谷は、1000ccマシンから再びNinja400に乗り換えての初のレースだ。異なるマシンに対応しながらも、勝利に向かって全力で戦っていく。

金曜日のFP1は雲の多い晴れ空の下始まった。気温は18度と肌寒く、路面温度は22度、ドライコンディションとなっていた。岡谷はセッション残り4分で転倒を喫してしまったものの4番手タイムを獲得することに成功。身体に大きなダメージはなかった為、マシンを修復し午後にはFP2に出走。FP2はFP1の後に降った雨の為に路面はウェットコンディションに変わっていたが慎重に走り込み3番手タイムを獲得。翌日のSuperpoleに向け、素晴らしい滑り出しを見せた。

土曜日、Superpoleは9時45分から行われた。気温は17度と前日に引き続き肌寒く、路面温度は21度、ドライコンディションだった。セッション開始直後、すぐコースインした岡谷だったが、計測1周目の第7コーナーにてハイサイドを起こし激しく転倒、頭部を強打してしまう。自力で立ち上がったもののこの転倒により脳震盪を起こしてしまった岡谷は、メディカルチェックにてこの後のレースへの出場は不適合と判断され、残念ながらRace1、Race2は欠場となってしまった。

・岡谷雄太コメント

予選の1周目でハイサイドによる転倒をしてしまいました。少しタイヤの温度が低かったのかもしれません。その後メディカルに行きチェックを受けましたが脳震盪と判定されてしまい、レースへの出場が出来ませんでした。金曜日から調子が良かっただけに凄く悔しいですが、次戦は得意なカタルニアなので、優勝のみを目指します。まずは再来週までに体調を万全にしたいと思います。

引き続き応援をよろしくお願い致します。

 

Result / WorldSBK web site SUPERPOLE

”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会” 「Kawasaki Plaza Racing Team」SSTクラス優勝

2022.8.8

Release

2022年8月4日(木)から7日(日)に鈴鹿サーキットにて開催された 「2022 FIM世界耐久選手権 "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会」にて「Kawasaki Plaza Racing Team」がSSTクラス優勝を果たしました。

 

Release / カワサキモータースジャパン公式WEBページ https://www.kawasaki-motors.com/mc/2022suzuka8h/

岡谷雄太”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会” 「Kawasaki Plaza Racing Team」より参戦

2022.5.25

Release

2022年8月4日(木)から7日(日)に鈴鹿サーキットにて開催される 「2022 FIM世界耐久選手権 "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会(以下、鈴鹿8耐)」へ「Kawasaki Plaza Racing Team」へ参戦する事をご報告致します。

 

・岡谷雄太コメント

今回、Kawasaki Plaza Racing Teamという素晴らしいチームで、自身の目標のひとつであった鈴鹿8耐間耐久ロードレースへ参戦出来ることをとても嬉しく思います。初めての1000ccクラス、そして鈴鹿8耐に参戦致しますが、これまでの経験を活かして出来るだけ早くNinja ZX-10Rに順応し、Kawasakiのライダーとしてクラス優勝に貢献出来る様に頑張ります。また、この鈴鹿8耐は日本で4年振りに参戦する大きなレースです。日本のファンの皆さんの期待に応えられる走りが出来るよう全力を尽くします。皆さま、Kawasakiと岡谷雄太の応援をよろしくお願いします。

 

Release / カワサキモータースジャパン公式WEBページ https://www.kawasaki-motors.com/mc/kinfo/2022_kinfo-04.html

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.6 Prosecco DOC Czech Round
World Supersport300 Round.5レースレポート

Result / Superpole “22位” Best Time “1'51.046”
Race1 “20位” Best time “1'54.673” / Race2 “7位” Best time” 1’46.743”

2022.8.2

Race Report

7月29日、FIMスーパーバイク世界選手権、チェコラウンドが開幕した。今回の舞台となるモストは、昨年からスーパーバイク世界選手権が行われるサーキットに新たに追加されたサーキットだ。ここはヨーロッパでもモータースポーツ好きな人々に愛されるサーキットのひとつ。このモストでの初勝利を目指し岡谷は今大会に挑んだ。

大会初日はあいにくの曇り空だったが、気温23度と過ごしやすい陽気の中始まった。モストでのレースは岡谷にとって昨年に続いて2回目のため、この日の2回のフリープラクティスで走り込み、手応えを掴んでいく。結果FP2ではFP1のタイムを更に更新し、初日を14番手(1’47.117)で終えた。

2日目、Superpoleは朝9時45分から開始された。早朝に降った雨により路面は乾き気味のウェットコンディションとなっていた。しかし走行が始まると路面は更に少しずつ乾いていき難しいコンディションに。ほとんどの選手がレインタイヤで出走していたが、それぞれが路面を読みタイヤ選択を迫られる展開となった。岡谷は早めの段階でタイヤ選択を選びピットイン。しかしチームがタイヤ交換に手間取ってしまい時間をロス、リヤタイヤだけを交換し再び出走した。予選の終了時刻が迫る中、必死にタイムを削っていった岡谷はSuperpole22番手(1‘51.046)獲得となった。

同じ日の午後に行われたRace1は、気温18度、路面温度が23度、ドライコンディションにて開始された。しかしサイティングラップと同時に雨が降り出しすぐに雨がやむという、難しい路面コンディションとなる。結果、岡谷を含むMTM Kawasakiのメンバーは、チーム監督の判断によりレインタイヤを選択、グリッドにてタイヤを交換、レインタイヤで12周のレースを戦うことに。スタートは成功し、17番手で1周目を終えた岡谷は更にプッシュする。しかし路面はどんどん乾いていきドライコンディションに。難しいコンディションに翻弄され多重クラッシュが発生する中、2周目には15番手まで順位を上げた。しかしその後少しずつ順位を下げ10周目では21番手へ。それでも諦めず追い上げ20番手でフィニッシュ(1'54.673)。気候と路面コンディションに翻弄されたレースとなった。

最終日は、これまでの2日間とは打って変わっての晴れた暑い日となった。午前中行われたウォームアップで快走を見せた岡谷は、このセッション5番手タイム(1’46.432)を獲得。Race2への準備を順調に進めていた。

そして迎えたRace2は15時過ぎに開始された(気温27度、路面温度38度)。レース開始直後、ホームストレートでレースインシデントが発生、1周目でレッドフラッグが降られレース中断という荒れた展開に。15時39分、レースは14周から9周に減算され再スタートとなった。22番グリッドからスタートし序盤から猛プッシュ。昨日の鬱憤を晴らすかのように、1周目では17番手、3周目では11番手と怒濤の追い上げを見せる。転倒が相次ぐ激しいレースだったが、そんな中でも4周目にはファステストラップを記録し、5周目では7番手まで追い上げ2番手集団に加わった。そこから更に前へ出ようとした岡谷だったが、7周目、ライバルのクラッシュによりレースは再び赤旗中断に。この時点でレース全体の3分の2が終了していたため、そのままRace2は終了。岡谷は7位でレースを終えることとなった(1’46.743)。

・岡谷雄太コメント

今回自分のコンディションは良かったのですが、イレギュラーなことがたくさん重なり、いろんなことに翻弄されてしまいました。自分としては不完全燃焼のまま終わってしまったと感じています。マシンの速さはあるので、それをうまく発揮できれば勝つことが出来ると確信しているだけにとても残念です。

9月からの後半戦では、再び表彰台を狙って全力を尽くします。

引き続き応援をよろしくお願い致します。

 

Result / WorldSBK web site SUPERPOLE RACE1 RACE2

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.4 Pirelli Emilia-Romagna Round
World Supersport300 Round.4レースレポート

Result / Superpole “8th” Best Time “1’49.594”
Race1 “8位” Best time “1’49.388” / Race2 “2位” Best Time “1’50.205“

2022.6.13

Race Report

6月10日~12日、イタリアのミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリにてFIMスーパーバイク300選手権、ピレリ・エミリアロマーニャラウンドが行われた。現在シリーズランキング5位の岡谷。今戦でも表彰台を獲得しランキング順位を上げるべく、入念な事前準備のもと、レースウィークを迎えた。

開幕日の前日、激しい雨が降ったミサノだったが、金曜日には雨があがり晴れ間が除く曇り空に。路面はドライコンディションとなっていた。FP1、FP2と走り込み、単独走行でのタイムを更新。予選・決勝の天気はこの日よりも更に回復予定であったため、路面温度が上がる事を予想し、マシンを仕上げることに専念した。

土曜日、午前9時45分から行われたSuperpoleは、気温24度、路面温度33度の雲一つない青空のもと行われた。タイムを更新するにはスリップストリームを使う必要があるため、走行位置を調整しながら走行を重ねていく。開始から10分、集団の中でレースさながらの走りを見せた岡谷は1分49秒594を計測、この時点では3番手となったものの、その後ライバル達も次々とタイムを更新。タイム差は拮抗し、49秒台に16台が入る接戦となる。結果、予選8番手となり3列目グリッドを獲得した。

同日、12時41分から開始されたRace1は、気温は26度、路面温度は42度まであがり、夏を感じる陽気の中でのレースとなった。スタートをうまく決めた岡谷は1周目、3つポジションを上げ5番手へ。更に順位を上げるべくプッシュしていった。しかし予想していたよりも、速いペースで進むレースに転倒者が続出。転倒に巻き込まれないよう注意を払いながら落ち着いてレースを進めていく。レースは中盤に入り、5番手争いのトップを走行していた岡谷だったが、そこからペースが上がらない。なんとマシンの冷却系統に問題が発生していたのだ。その為じりじりと順位を下げ、9周目では9番手まで順位を落としてしまう。しかし少しでも前の順位で最後まで走り抜くべく、マシンの状態を確認しながら冷静にレースを進めていった。その後5番手へ返り咲くも、残り3周では10番手へポジションを落とすという苦しいレースが続く中、最終ラップへ。順位争いが加速する中、落ち着いた走りを見せた岡谷は8位でチェッカーを受けた(1‘49.388)。

レースウィーク最終日となった日曜日、この日はレースウィークの中で一番暑い日となった。そのため午前に行われたウォームアップ走行では、前日のトラブルから改善されたマシンを確認。Race2に向け入念な準備を終える。

迎えたRace2は、気温は28度、路面温度46度と、前日より更に暑い中開始された。8番手からスタートし、1周目を2番手で終え2周目に突入。更に順位を上げ、3周目にはトップに立つ。その後コーナー毎に多少順位が変動するも、レース中盤まで激しい優勝争いを繰り広げた。レース終盤の残り4周、トップが集団を引き離すと、岡谷はトップを追う展開に。セカンドグループでの岡谷とライバル達の攻防は激しく、コーナリングの際何度かマシン同士が接触するも、ブレーキを上手く使用し転倒を避けながらプッシュした。そして4番手で迎えた最終ラップ、更に激しさを増す攻防の中、11コーナーで2番手へ。そのまま順位を譲ることなくフィニッシュラインまで走り抜け、今季ベストリザルトとなる”2位表彰台”を獲得した(1’50.205)。

 

・岡谷雄太コメント

このレースウィークの少し前に走行テストが出来、そのテスト結果は自信の持てるものだったので、その自信と共にレースウィークに臨みました。それだけにRace1でのトラブルは残念に思います。冷却系統にトラブルを抱えたおかげでパワーが落ちてしまい、思うように走ることが出来ませんでした。また今回Superpoleも含めてですが、周りの選手達のペースが速く自分のタイムはさほど悪くないと感じるのに順位が上がっていかないジレンマがあり、とてもハードなレースだったと思います。

しかし、Race2は上手くブレーキングを使うことが出来、マシンのポテンシャルを生かす走りも出来て、とてもいいレースでした。やはり自分のマシンは速いのだなと再認識しましたし、チームメイトと共に表彰台に上がることが出来たのが嬉しかったです。

このレースのあと、またテストの予定があるので、そこで更にマシンのセッティングを詰め、次戦こそW表彰台獲得を目指します。

引き続き応援をよろしくお願いいたします。

 

Result / WorldSBK web site SUPERPOLE RACE1 RACE2

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.3 Estoril Round
World Supersport300 Round.3レースレポート

Result / Superpole “pole position” Best Time “1'50.476”
Race1 “3位” Best time “1'51.113” / Race2 “8位” Best time “1'52.013”

2022.5.23

Race Report

FIMスーパーバイク世界選手権、エストリルラウンドが開幕。昨年のポルトガルでのレースはエストリルではなくポルティマオにて開催されたため、エストリルでのレースは約1年7ヶ月ぶり、岡谷にとっては2回目のレースとなった。前回のエストリルラウンドではトラブルに見舞われた岡谷。今回は前戦からの良い流れを更に加速させるべく、全力で挑む。

初日、朝は晴れていたものの午後には雲が多めに。天気予報は日曜日に向かって下り坂となっていた。これまでエストリルでの走行機会が少ないことから、時間をかけセッティングを決めていった岡谷。FP1、FP2と走行を重ね、少しずつラップタイムを更新。Superpoleに向け、マシンのポテンシャルを引き出していった。

翌日迎えたSuperpoleは気温18度、路面温度24度と前日よりも若干肌寒い天気に。曇ってはいたが路面はドライコンディションだった。セッション開始して数秒後、チームメイトと共にライバル達の動きを見ながらコースイン。単独走行で淡々とタイムを更新していた岡谷だったが、なかなか上位に食い込めずにいた。そんな中残り3分、前方にグループで走行しているライバル達を見つけ、その集団の中へ。スリップストリームを使い更なるタイムアタックを行う。そしてSuperpoleが残り1分を迎えようとしたその時、1分50秒476というコースレコードを叩き出し一気にトップへ。今季初のポールポジションを獲得することに成功した。

同日12時41分、Race1が始まった。スタートは成功したものの、後ろから多くのライバル達が集団で岡谷に襲いかかる。1コーナーでのライバル達の激しい攻防により岡谷の後方では2台がクラッシュ、アグレッシブな12周のレースが始まった。1周目では1番手から3番手を行き来していたものの、コーナー毎にめまぐるしく順位が入れ替わる中、4周目には10番手まで後退してしまう。その間に2台がトップグループを抜けだし、岡谷は3番手争いへと戦いの場を移すことに。しかし諦めずトップを追いかけるべく、激しい抜き差しの中猛プッシュした岡谷は、7周目、セカンドグループのトップに立つことに成功、そのままグループを引き離し単独走行へ。残り5周も追いつかれることなく単独での快走を続けフィニッシュラインを通過、見事3位表彰台を獲得した(1‘51.113)。

最終日の日曜日は未明までの雨により、朝のウォームアップはウエット路面の中行われた。その後、時折小雨が降ったものの大きく天気を崩すことなく迎えた15時16分、Race2スタート。湿度は83%と高く、気温は18度、空は曇っていた。ドライコンディションのレースだったが、実際は場所によってグリップの感触が変わる難しいコンディション。路面を読みながらの難しいレースとなった。スタート後、1コーナーへ2番手で飛び込むと、トップ争いの中ファステストラップを刻み2周目へ。5台ほどが横並びになりコーナーに飛び込んでいくなど、サイドバイサイドの激しい戦いが続く。ライバル達も岡谷もRace1よりも更にマシンを仕上げ臨んでいるRace2、難しいコンディションも手伝い、集団が崩れずレースは終盤まで進んだ。トップグループの中、7番手で迎えた最終ラップ、トップグループでは誰もが優勝のチャンスがあるためマシン同士が接触するほどの激しい攻防が繰り広げられる。そんな中猛プッシュした岡谷は8位でチェッカー。シングルフィニッシュでRace2を終えた(1‘52.013)。

 

・岡谷雄太コメント

今回、今季初のポールポジション、更にはコースレコードを獲得出来たことはとても嬉しい出来事でした。マシンのポテンシャルが良いとは感じていたものの、まさかコースレコードまで獲得出来るとは思っていなかったので自分でも驚いています。 Race1は、表彰台は獲得できたものの、もう少し早くグループを抜け出せていたら、と悔しい気持ちの残るレースでした。しかし単独のペースが良く、レース中盤から4位以下を引き離すことが出来たことはとても良かったと思っています。Race2は、序盤は2番手3番手をキープ出来ていたのですが、このサーキットは他のサーキットよりもスリップストリームを使える機会が多いサーキットなので、前にいることでスリップストリームを使われてしまい、じりじりと順位を下げてしまいました。自分らしくないレースだったと思います。 次戦は、イタリアのミザノでのレースです。開幕戦から、マシンの調子は着々と良くなってきています。今回の反省点を修正し、次戦ではダブル表彰台を狙います。

引き続き応援をよろしくお願いいたします。

 

Result / WorldSBK web site SUPERPOLE RACE1 RACE2

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.2 Motul Dutch Round
World Supersport300 Round.2レースレポート

Result / Superpole “13番手” Best Time “1'50.062”
Race1 “4位” Best time “1'49.495” / Race2 “3位” Best time “1'49.465”

2022.4.25

Race Report

FIMスーパーバイク300世界選手権、モチュール・ダッチラウンドが、4月22日(金)、オランダのTTサーキット・アッセンにて開幕。このサーキットは、岡谷が所属するMTM Kawasakiチームのホームコースであり、岡谷が得意とするコースの1つだ。前戦では転倒もあった岡谷だが、今季初の表彰台獲得に向け気持ちを切り替え、今大会を迎えた。

青く晴れ渡った空の下、FP1は初日の朝9:45、気温11度と肌寒い中始まった。岡谷は大会を通して使用できるタイヤの本数、また路面温度を考慮し、開始から15分ほど経ってからコースイン。周回数を重ねる毎にタイムを更新し、セッション終了2分前には5番手タイムである1'49.740を計測。同日午後に行われたFP2では更にタイムを更新、2番手タイム(1'49.270)を獲得し、Superpoleに向け良い手応えを掴んだ。

翌日行われたSuperpoleは、予定より3分ほど遅れてスタート(気温12度、路面温度17度)、開始早々他車のクラッシュが発生する波乱のスタートとなった。この日は、風が強くバックストレートでは向かい風が吹いていたため単独走行ではタイムがなかなか伸びなかった。そのためスリップストリームをうまく使いタイム更新を狙うことに。ライバルの後ろで走行し、タイムを伸ばすためには自分がどこで走るかがとても重要だ。岡谷は何度か集団へ入ったり出たりを繰り返しながらタイムを削っていった。しかし前後を走るライバル達のペースに翻弄され思うようにタイムが伸びず、結果は13位となった(1'50.062)。

午後に行われたRace1は、気温16度(路面温度は27度)と過ごしやすい陽気の中行われた。5列目からスタートし、少しずつポジションを上げていった岡谷は、5周目には5番手を奪取。さらにその後3番手まで追い上げ、セカンドグループをリードしていく。しかしライバル達も負けておらず、コーナー毎に次々と岡谷に襲いかかる。この激しい3番手争いによって何度も順位を入れ替えながらも、岡谷はセカンドグループ前方でレース終盤へ。残り4周に入り、更にレースはヒートアップ。岡谷は6番手まで後退してしまうが、3番手は目の前だった。そこから表彰台に向かって更に猛プッシュした岡谷だったがわずかにに届かず、4位でチェッカーフラッグを受けることとなった(1'49.495)。

最終日、朝に行われたウォームアップでは、計測1周目からセッショントップタイムを計測。Race2に向け、マシンの状態が良いことを確認できたものの3周目で激しく転倒。しかし幸いにも怪我はなくマシンのダメージも少なかったため、Race2への影響はなかった。

迎えたRace2、サイティングラップでライバル1台が激しく転倒。スタートはディレイとなったものの、約15分遅れで再スタートとなる。スタートを成功させた岡谷は、3周目ではファステストラップを刻み、5周目ではトップを奪取。しかし、ライバル達の勢いは凄まじく、トップグループは10台~15台ほどの台数を保ったままの状態でレースが進行していく展開へ。激しい超接近戦が続き、岡谷はトップから11番手までを行き来しながらも、諦めることなくとにかく前へ前へと食らいついていった。マシン同士の接触も多くかなりアグレッシブな戦いが続く中迎えたラストラップ、ファイナルセクターでライバルの隙をつき3番手に。そのまま走りきり、今季初の表彰台を獲得した(1'49.465)。

・岡谷雄太コメント

Race1はスタートからミスをしてしまい、トップを逃がしてしまいました。思うように色んなことがうまくいかず苦しいレースとなりましたが、そのような中での4位という順位は悪くなかったと思っています。Race2では、やっと今季初の表彰台を獲得することが出来ました。Race1の反省点から、積極的に攻めて、トップポジションをキープすることも出来たので、レース内容もとても良かったと思います。もちろん優勝を狙っていましたが、Race2はとても激しいレースで最後まで転倒せずに走りきるのも大変だったので、そんな中での3位表彰台獲得はとても嬉しいです。

次戦では、更に表彰台の高いところを目指します。引き続き、応援をよろしくお願いいたします。

 

Result / WorldSBK web site SUPERPOLE RACE1 RACE2

2022年度 FIMスーパーバイク世界選手権 Round.1 Pirelli Aragon Round
World Supersport300 Round.1レースレポート

Result / Superpole “5番手” Best Time “2'07.293”
Race1 “5位”Best time “2'06.647” / Race2 “DNF”

2022.4.13

Race Report

4月8日(金)、2022年FIMスーパースポーツ300世界選手権がついに開幕戦を迎えた。場所は4月4日(月)~2日間、事前テストが行われていたスペインのモーターランドアラゴンだ。このテストの2日目、トップと0.036秒の差で2番手タイムを獲得していた岡谷。シリーズチャンピオンへ向けて初勝利を掴むべく、開幕戦に挑んだ。

初日から天候に恵まれた今大会、初日は予選に焦点を合わせ、マシンを仕上げていった。FP1、FP2とバイクのフィーリングを確かめながら走行。FP2では予選シミュレーションを決行、セッティングを決め、作戦を組み立て、レースに向けた入念な準備を終える。

迎えた土曜日、Superpoleは午前9時45分から始まった。コースイン後、ライバル達の動きを見ながら焦らず慎重に周回数を重ね、少しずつタイムを削っていく。集団での走行となった場合、自分の走る位置がとても重要となるからだ。そしてセッション終盤の計測8周目、作戦通りスリップストリームを使い今大会ベストラップである2分7秒289を計測。予選5番手を獲得することに成功した。

Race1は土曜日の午後12時41分、風の強い中始まった(気温15度、路面温度26度)。2列目からスタートした岡谷は、序盤をトップ集団の中でレースを進めていく。この日、風の影響でバックストレートでは追い風、ホームストレートでは向かい風が吹いており、風向きを読むことが重要なレースとなった。そんな中迎えた4周目、3番手まで順位を上げることに成功、トップを猛追する。しかしその後トップと2番手が集団を抜け出すと、3番手争いを続けるグループの中でじりじりと順位を下げ、8番手でレース終盤に突入。レース終盤では更に順位争いが激しさを増し、岡谷とライバル達は何度も順位を入れ替えながらレースを進めていく。ラストラップ、一旦9番手まで後退してしまったものの諦めずグループに食らいつき、ライバルの隙をついて順位を回復することに成功した岡谷は5番手でのチェッカーとなった(2'06.647)。

日曜日の午後15時16分、今大会最後の戦いは行われた。気温21度(路面温度37度)と少し暑く感じる中行われたRace2では、他メーカー車のマシンの速さに対応するべく、Race1とはマシンのセッティングを変えてレースに臨んでいた。この選択が功を奏し、2周目には2番手となりトップ集団でレースを進める展開へ。このカテゴリは出場台数が多くコーナー毎にめまぐるしく順位が入れ替わるため、一瞬たりとも気の抜けない激しいレースが続く。岡谷も例外ではなく、激しく順位を入れ替えながらレースは進んでいった。そして迎えたラストラップ、混戦の中表彰台圏内へ向け、前へ前へとプッシュした岡谷だったが、7コーナーでのライバルの転倒に巻き込まれ自身も転倒。悔しいリタイアとなった。

・岡谷雄太コメント

今年、チームはメンバー・やり方共に昨年とガラッと変わってしまい順応するのが大変でした。事前テストから新しいメンバーとたくさん話をし、少しずつ慣れ、レースウィークでやっと形になったように思います。しかしいろいろ変わったことはネガティブな問題ではなく、違うチーフエンジニアが来たことで新しい提案があり、結果的に最終日のウォームアップでは今までにない色々なことを試し、Race2へ良い流れを作ることが出来ました。それだけに、Race2の結果は悔しかったです。 次戦に向けて、新しい流れを良い流れに変えることが出来つつあるので、次戦では結果が残せるように頑張ります。

次戦でも応援よろしくお願いいたします。

 

Result / WorldSBK web site SUPERPOLE RACE1 RACE2

岡谷雄太、日本人初のシリーズチャンピオンを目指し今シーズンも世界へ
2022 FIM SUPERBIKE WORLD CHAMPIONSHIP
World Supersport 300 へ MTM Kawasaki MOTOPORTより継続参戦

2022.1.14

RELEASE

岡谷雄太は、2022年度もワールドスーパースポーツ300世界選手権へ参戦する事をご報告させて頂きます。今年度もMTM Kawasaki に所属し、チームと共にシリーズチャンピオンを目指して戦います。今年は参戦4年目となり、ここまで激しいレースを何度もくぐり抜け、昨年は3度の表彰台を獲得するなど活躍を続けて参りました。ここまでの経験を生かし、2022年シリーズチャンピオンを目指して戦います。今シーズンも応援をよろしくお願い致します。

・岡谷雄太コメント

今シーズンもMTM KawasakiよりWSSP300に継続参戦します。日本人初のタイトル獲得を目指し、全戦全力で戦っていきます!!

みなさん応援よろしくお願いします!

■2022年度 岡谷雄太 レース活動体制

・参戦レース :FIM SUPERBIKE WORLD CHAMPIONSHIP

・クラス   :World Supersport 300

・チーム   :MTM Kawasaki MOTOPORT

・参戦マシン :Kawasaki Ninja 400

[2022 FIM SUPERBIKE WORLD CHAMPIONSHIP]
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